スプラウトという言葉は最近よく耳にするようになりましたが、何を指し示す食品なのでしょうか。
スプラウトは穀類、豆類、野菜の種が発芽し双葉が開き始めた新芽を食用とすることなのです。
 一番身近なのはモヤシ、カイワレ大根などでしょう。誰でも一度は目にしたり食べたりしたことがあると思います。
スプラウトの歴史は大変に古く、5000年前の古代中国に記録がありそのころにはすでに食用としてのモヤシが栽培されていたといわれていますし
また、日本でも平安時代にはかいわれ大根が食されていたとも記録されています。

 スプラウトがクローズアップされるようになったのは、
1997年アメリカのジョンズ・ホプキンス医科大学のポール・タラレー教授らによって、
 発芽3日目のブロッコリーの種からの新芽・ブロッコリースーパースプラウトに含まれるスルフォラファンが強いがん予防効果を持つことが発見されたからです。
それまでブロッコリーそのものにもがん予防の効果があることは知られていましたが、若芽のほうがはるかに強力だったわけです。

植物は種から発芽するときに、充分に蓄えたエネルギーを一気にうまく活用するような準備になっており
 栄養的にもこの時期のものがもっとも充実し豊富であることが理由です。

この研究発表を受けてブロッコリースプラウトがアメリカでアッと言う間にブームになり、
それをうけて日本でも2000年ごろから本格的にブロッコリー、マスタード、クレス、レッドキャベツの新芽を「スプラウト」として発売されるようになりました。


こうした健康にも嬉しいスプラウトを家庭菜園で育てるのは難しいのでしょうか？
答えは「いいえ。」です。本当に超がつくほど簡単～なのです。しかも！！どんな種類でも「種」さえあれば、だれでも簡単に栽培できてしまいます。
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